医学部・歯学部・薬学部の学費比較

本サイトは、私立大学の医学部・歯学部・薬学部を中心に、大学進学に役立つ情報を提供するものです。お子さんの進学の参考にして下さい。

早稲田大学医学部設置は実現するのか

 今回は、言わずと知れた「私立大学の雄」である早稲田大学に関する話題です。早稲田大学が医学部を新設するのではないかという噂は随分前から存在していましたが、その噂が現実味を帯び出したのは現総長が就任した2018年11月のことでした。

 

 総長は就任時、早稲田大学の医学部設置問題にも言及し、私立医科大学との対等合併を実現すると主張されていたのです。では、その対等合併の相手となる私立医科大学とはどこなのでしょうか。最も古くから噂が存在したのは東京女子医科大学でした。早稲田大学東京女子医科大学は、2008年に東京女子医科大学早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設を共同で設置・運営し、教育・研究面で連携を強化してきました。

 

 一方、東京女子医科大学以外に候補としてよく挙げられる大学には、日本医科大学があります。日本医科大学は、私立医科大学の御三家のひとつでもある超名門校として知られていますが、早稲田大学は附属の高等学院、早稲田実業、本庄高等学院でそれぞれ2名ずつ日本医科大学の指定校推薦枠を獲得しました。このような動きもあって、日本医科大学も候補として急浮上してきたわけです。

 

 最近では、有名人の入学等で注目されがちな早稲田大学ですが(2023年3月時点ではフィギュアスケート選手でタレントの本田望結さんが進学することで話題を集めています)、OB・OGからは早稲田大学医学部設置実現を熱望する声は以前から存在していたため、この話題は意外と歴史があるのです。もし、早稲田大学医学部が実現すれば、医学界、医学部受験の勢力図を大きく変える可能性もあり、夢のある話題だと言えるでしょう。

学費比較(私立大学医学部編)

今回は、私立大学医学部の6年間に必要な全合計学納金を安い順に、最新のランキング形式で発表します。

 

私立大学の医学部に大きな動きがありました。それは、東北医科薬科学医学部と国際医療福祉大学医学部の新設です。東北医科薬科大学医学部は、医学部としては、37年ぶりに新設された医学部です。これにより、国内の私立大学医学部の定員は増加しました。

 

近年は、受験生の医学部人気が顕著です。年々、難化する私立大学医学部ですがその人気はとどまることを知りません。医学部も6年間の合計学納金(家計負担額)が大学によって大きく異なります。

 

このランキングを参考にしつつ、志望校の公式サイトで最新情報をご確認の上、進路選択にお役立てください。

 

<1900万円台>

01位 国際医療福祉大学医学部 19,190,000円

 

<2000万円台>

02位 順天堂大学医学部 20,800,000円

 

<2200万円台>

03位 慶應義塾大学医学部 22,059,600円

04位 日本医科大学    22,297,800円

05位 自治医科大学    22,600,000円

06位 東京慈恵会医科大学    22,810,000円

07位 東邦大学医学部    26,297,800円

 

<2800万円台>

08位 関西医科大学    28,140,000円

09位 昭和大学医学部   28,172,000円

 

<2900万円台>
10位 東京医科大学    29,833,800円

 

<3000万円台>
11位 藤田医科大学医学部    30,526,000円

12位 産業医科大学医学部    30,697,800円

 

<3200万円台>

13位 大阪医科薬科大学医学部    32,075,000円

 

<3300万円台>
14位 日本大学医学部    33,100,000円

 

<3400万円台>
15位 東北医科薬科大学医学部    34,007,800円

16位 愛知医科大学    34,350,000円

17位 聖マリアンナ医科大学    34,732,000円

 

<3500万円台>

18位 岩手医科大学医学部    35,286,000円

19位 東海大学医学部    35,306,200円

20位 近畿大学医学部    35,827,000円

 

<3600万円台>

21位 久留米大学医学部    36,378,000円

 

<3700万円台>

22位 獨協医科大学    37,300,000円

23位 杏林大学医学部    37,590,700円

24位 兵庫医科大学医学部    37,600,000円

25位 福岡大学医学部    37,738,260円

 

<3900万円台>

26位 帝京大学医学部    39,380,140円

27位 北里大学医学部    39,528,000円

28位 埼玉医科大学    39,570,000円

 

<4000万円台>

29位 金沢医科大学    40,543,000円

 

<4600万円台>
30位 東京女子医科大学    46,214,000円

 

<4700万円台>

31位 川崎医科大学    47,365,000円

 

以上

 

成田市に新設された国際医療福祉大学医学部が最安値という結果になりました。1位と31位の差額は、実に2500万円以上です。上限額のある国の修学支援制度を活用しても、家計負担は依然として大きいことには変わりありません。したがって、このランキングなどの医学部受験に関する最新の情報を収集し、現実的な教育資金の計画を立てることも重要です。

 

(注意)一部の大学では、実務実習費が未公表で別納とされており、さらに必要な場合があります。なお、近年、学費・その他経費等の改定が毎年のように行われるようになりましたので、大学の公式サイトに掲載される募集要項などで確認することをおすすめします。

学費比較(私立大学歯学部編)

わが子の進学の選択肢に歯学部を入れようと考えてはいるものの、「そもそも、私立大学の歯学部って6年間でどの程度の学費が必要になるのか心配」という方は多いと思います。歯学部は、薬学部と同じく、この10年間で値下げが相次ぎましたので、大学ごとに6年間の合計学納金(家計負担額)が大きく異なります。

 

そこで、学費を含む6年間の合計学納金を比較することで、できるだけ早く受験後の資金準備に見通しを立てて頂ければと思います。それでは、早速、6年間合計学納金が安い順にランキング形式で発表します。

 

<1800万円台>

01位 明海大学歯学部 1,888万円 

01位 朝日大学歯学部 1,888万円          

 

<2100万円台>

03位 奥羽大学歯学部 2,150万円

 

<2400万円台>

04位 北海道医療大学歯学部 2,460万円

 

<2500万円台>             

05位 松本歯科大学 2,528万円  

 

<2600万円台>        

06位 福岡歯科大学 2,630万円

 

<2700万円台>

07位 昭和大学歯学部 2,700万円

07位 神奈川歯科大学 2,700万円

09位 岩手医科大学歯学部 2,760万円

10位 鶴見大学歯学部 2,790万円

 

<2900万円台>

11位 日本大学松戸歯学部 2,940万円

 

<3100万円台>             

12位 日本歯科大学新潟生命歯学部 3,138万円          

13位 大阪歯科大学 3,150万円              

14位 日本歯科大学生命歯学部 3,153万円          

15位 日本大学松戸歯学部 3,160万円        

16位 東京歯科大学 3,190万円

 

<3200万円台>         

17位 愛知学院大学歯学部 3,220万円        

 


やはり歯学部も全体的には、この10年間で値下げ傾向にあります。以前の様に6年間の学納金が5500万円を上回るような大学はみられなくなりました。一方で、依然として1位と17位の差額は、1000万円以上になります。ただし、国の修学支援制度や大学独自の奨学金制度を活用すれば経済的には進学も随分と現実的な数字になりました。

(注意)一部の大学では、実務実習費が未公表で別納とされており、さらに必要な場合があります。なお、近年、学費・その他経費等の改定が毎年のように行われるようになりましたので、大学の公式サイトに掲載される募集要項などで確認することをおすすめします。

学費比較(私立大学薬学部編)

今回は、私立大学6年制薬学部の6年間に必要な全合計学納金を安い順に、最新のランキング形式で発表します。

薬学部は特に、この10年間で値下げと学部新設が相次ぎましたので、大学ごとに6年間の合計学納金(家計負担額)が大きく異なります。従いまして、このランキングを参考にしつつ、志望校の公式サイトで最新情報をご確認の上、進路選択にお役立てください。

<900万円台>

01位 奥羽大学薬学部 9,390,000円
02位 国際医療福祉大学薬学部 9,900,000円

<1000万円台>

03位 青森大学薬学部 10,826,840円

<1100万円台>

04位 姫路獨協大学薬学部 11,100,000円
05位 大阪薬科大学 11,200,000円
06位 神戸薬科大学 11,200,000円
07位 安田女子大学薬学部 11,304,000円
08位 北海道科学大学薬学部 11,341,300円
09位 大阪大谷大学薬学部 11,344,000円
10位 東北医科薬科大学薬学部 11,350,000円
11位 京都薬科大学 11,375,000円
12位 第一薬科大学 11,400,000円
13位 武蔵野大学薬学部 11,494,600円
14位 兵庫医療大学薬学部 11,600,000円
15位 徳島文理大学薬学部 11,620,000円
16位 徳島文理大学香川薬学部 11,620,000円
17位 長崎国際大学薬学部 11,650,000円
18位 岩手医科大学薬学部 11,650,000円
19位 福山大学薬学部 11,665,000円
20位 神戸学院大学薬学部 11,677,700円
21位 医療創生大学薬学部 11,717,000円
22位 崇城大学薬学部 11,728,000円
23位 高崎健康福祉大学薬学部 11,811,840円
24位 岐阜医療科学大学薬学部 11,812,000円
25位 千葉科学大学薬学部 11,845,000円
26位 名城大学薬学部 11,900,000円
27位 北陸大学薬学部 11,900,000円
28位 北海道医療大学薬学部 11,950,000円
29位 広島国際大学薬学部 11,961,000円
30位 星薬科大学 11,983,850円

<1200万円台>

31位 昭和大学薬学部 12,000,000円
32位 昭和薬科大学  12,087,640円
33位 摂南大学薬学部 12,110,000円
34位 東京薬科大学 12,112,500円
35位 金城学院大学薬学部 12,192,300円
36位 松山大学薬学部 12,200,000円
37位 明治薬科大学 12,240,000円
38位 武庫川女子大学薬学部 12,249,700円
39位 城西大学薬学部 12,356,000円
40位 鈴鹿医療科学大学薬学部 12,394,800円
41位 九州保健福祉大学薬学部 12,396,000円
42位 就実大学薬学部 12,430,000円
43位 東邦大学薬学部 12,480,000円
44位 福岡大学薬学部 12,528,260円
45位 帝京平成大学薬学部 12,534,700円
46位 帝京大学薬学部 12,558,200円
47位 東京理科大学薬学部 12,570,000円
48位 北里大学薬学部 12,600,000円
49位 日本大学薬学部 12,700,000円
50位 城西国際大学薬学部 12,798,000円
51位 新潟薬科大学 12,900,000円

<1300万円台>

52位 近畿大学薬学部 13,051,000円
53位 同志社女子大学薬学部 13,565,000円
54位 愛知学院大学薬学部 13,649,000円
55位 慶應義塾大学薬学部 13,719,600円
56位 日本薬科大学 13,890,000円

<1400万円台>

57位 横浜薬科大学 14,172,000円
58位 立命館大学薬学部 14,230,800円

以上

全体的に値下げ傾向にあり、以前の様に6年間の学納金が1600万円台や2000万円台となる大学はみられなくなりました。以前と比べると、国の修学支援制度や大学独自の奨学金制度を活用すれば経済的には進学も随分と現実的な数字になりました。

(注意)一部の大学では、実務実習費が未公表で別納とされており、さらに必要な場合があります。なお、近年、学費・その他経費等の改定が毎年のように行われるようになりましたので、大学の公式サイトに掲載される募集要項などで確認することをおすすめします。